もう願望について悩まなくていいのです。あなただけが特別なわけではないし、他の誰かが特別なわけでもありません。お利口さんほど複雑に考えてしまいますが、どこへでも好きなところへ行けばいいのです。人生を遊び、人生を楽しんでください。人生などしかめっ面で深刻に思い悩むようなものではないのです。あなたなら絶対に大丈夫です。
願望実現のプロセスをおさらいしておきます。一般的な願望実現は「したいかしたくないか」「できるかできないか」「するかしないか」、この三段階の判断を経て行われます。このうち中間にある「できるかできないか」は本来バイパスできるもの、つまりは飛ばしてもいいプロセスなのですが、エゴが最も重視しているプロセスでもあります。
この「できるかできないか」をクリアして最終判断となる「するかしないか」に進む方法は二つです。「できる」と判断するか、「できるかできないか」の判断そのものをバイパスするかです。一般的には実現のために「できる」と判断できるようになることを目指します。「したい」「できる」「する」となり、願望が実現するというわけです。
「できるできない」の判断は、運命を自分でコントロールしたいから出てくる判断です。このとき「できる」でも「できない」でもなく、「わからない」と答えるとコントロールを放棄できます。そしてコントロールの放棄は結果的にバイパスの承認となります。
運命や現実をコントロールしたいという欲求を放棄すると、運命や現実がなくなるのです。あなたのこれまでの人生を振り返ってみましょう。「できる」と思っていたことが不可抗力でできなくなったり、逆に「無理だろう」と思っていたことがいつの間にかできていたということがあったはずです。エゴが決めている「できるできない」の判断は当てにはならないのです。
自分でも心のどこかで「やってみなければわからない」とわかっているはずです。しかし、エゴは強硬に「できない」と主張してきます。「できるかできないか」の判断に対する正しい答えは一つしかありません。その答えは「わからない」です。多くの人が「できるかできないか」の判断に無用な時間を費やして停滞してしまいますが、なんのことはありません。
人はこの「わからない」に拒絶反応を示し、「できるかできないか」を白黒ハッキリしてほしいと願います。なぜならそれをコントロールしたいですし、「できない」とわかっているのなら無用な努力をしなくても済むからです。しかし、運命や現実のコントロールはできないし、できるかできないかはわかりません。ガッカリするかもしれませんがそれが真実です。


