なすがまま、あるがまま(1/4)|vol.120

願望実現

願望を持っているときに「それができるか」「どうすればできるか」「まだ経験したことはない」といった風に可否のオプションを付け加えると話がややこしくなります。願望とは「したいこと」、実現とは「する」ことと解釈すれば、願望実現は単に「したいことをする」です。

願望実現というと壮大な挑戦のように聞こえてしまいますが、シンプルにいえば「したいことをする」だけなのです。そこに「どうすればできるか」という実現方法についての概念はありません。「したいことをする」これは人生を楽しむ最もシンプルで最も有効な生き方でしょう。

自分にできるかどうかという概念、つまりは自分がコントロールしてそこに辿り着けるかという条件を付け加えるから「できるかどうかわからない」となってしまうのです。「したいことをする」ときにあなたが技術介入する余地はありません。「したいことを自分が頑張ってする」ではないのです。

したいかしたくないかを決め、次にそれをするかしないかを決める。あなたが介入できるのはそこまでですし、それ以上引っ掻き回す必要はありません。タクシーの運転手に行き先を告げればそれで終わりです。それ以上、後部座席で何をするというのでしょう。「目的地に着きますように」と祈るのでしょうか。

「お金持ちになりたい」という願望が生まれたとしましょう。お金持ちというものに対して「したいかしたくないか」を判断して「したい」を選んだというわけです。次の段階は「するかしないか」です。「お金持ちになりたい」という目的地を決めたのだから、次は「お金持ちになる」と行き先を告げればいいのです。

あなたの仕事はそこで終わりです。「お金持ちになりたいのでお金持ちになる」というわけです。見事に「したいことをする」の形になっているでしょう。これまでのあなたは「お金持ちではないからお金持ちになりたい」だったのではないでしょうか。これでは「実現していない状態を実現する」の形です。それを「実現したいことを実現する」に変えればいいのです。

先ほどの例で言えば「お金持ちになりたい」は「したいこと」、「お金持ちになる」は「する」です。「したいことをする」が当たり前になってくると更にシンプルになります。「お金持ちになりたいからお金持ちになる」は、単純に「お金持ちになる」だけで済みます。もはや願望やら実現やらといった概念すらなくなるのです。

「したいからする」「なりたいからなる」の世界です。更に言えば単に「する」「なる」の世界でもあります。これ以上にシンプルな人生の楽しみ方はあるでしょうか。「どうすれば…」などと頭を抱えていた過去の自分が嘘のようです。あなたは自由に人生を彩っていくでしょう。

タイトルとURLをコピーしました