新しい自分の定義(4/4)|vol.127

願望実現

前の自分が作ったシミュレーションを引きずることは往々にして起こりますから、起こったことに対してそれが良いとか悪いとか判断する必要はありません。「こういうことが起こった。これは前の定義の自分が起こしたシミュレーションだ」ということだからです。

あなたが今目にしている現実は、前の自分のシミュレーションです。今のあなたとは関係がありません。あなたは常に最新の状態でここにいます。けれど、見ているものは前のあなたのシミュレーションです。前任者の仕事ぶりを今見て評価しているといったところです。

あなたはもう「前の自分」ではありません。あなたはどの瞬間も常に「最新の自分」に更新されていくからです。「前の自分」と「最新の自分」が違う以上、「前の自分」の置き土産である「今の現実」は変えることができません。願望は「今の現実」を変えようとしますが、「今の現実」は変わらないし変えようがないのです。繰り返しになりますが、それは「前の自分」が創ったものだからです。けれどもう「前の自分」はどこにもいません。

「今の現実」を変えたければ過去に遡らなければならないわけですが、残念ながらそれはできません。起こったことは変えようがありませんから、思い煩っても仕方がないのです。この先も同じことで悩みたくないのなら、「前の自分」が定義した結果できあがった「今の現実」に気を取られることなく、「今の自分」の定義を変えて新しいシミュレーションを始めれば良いのです。

今の現実は、かつての自分による「自分は何か」の答えです。かつての自分が認識した「自分とはどのようなものか」の集大成が今の自分なのです。「今の現実」から「かつての自分」が自分のことをどう定義していたかは手に取るようにわかるはずです。その定義が嫌なら今すぐ変えることです。いつか変わるのを待つのではなく、好ましい自分の定義をたった今からシミュレーションすると決めるのです。

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