新しい自分の定義(3/4)|vol.126

願望実現

お金持ちになりたいなら「お金持ちになりたい」と願うことは逆効果なのです。それを叶えようとすることも、大事に握り締めてしまうことも、結局は「お金がない自分」が見るシミュレーションを強化するだけとなります。

願望とは正反対の自分としてシミュレーションしていることに気付くといいのです。「お金持ちになりたい」が願望なら「お金がない自分」という立場でシミュレーションしているということですし、「幸せになりたい」が願望なら「幸せではない自分」という立場でシミュレーションしているということです。

「どんな自分」でシミュレーションするかは、言い換えれば「自分とは何か」の現時点での答えです。「自分とは何か」の最新の答えが、その答えに沿ったシミュレーションを体験しています。「自分」の最新の定義、前提を元にシミュレーションが進行しています。大事なのは「最新の自分」が現実という名のシミュレーションを見ているということに気付くことです。

自分の定義が変わらない限り現実は変わりません。いくら真摯に祈ったところで、自分の定義が「お金が入ってこない人」ならお金持ちになることはないのです。定義が「お金が入ってくる人」にならない限りお金持ちにはならないということです。さて、あなたが「どんな自分」かを判断するのはどういうときでしょう。

「督促状が届いた」だから「自分はお金がない」と認識するように、何かことが起こった後に定義付けが行われます。それは果たして「最新の定義の自分」なのでしょうか。むしろ、ことが起こってから定義を後付けした自分ではないでしょうか。それが起こったのは「従前の定義の自分」によるシミュレート結果であって、「最新の定義の自分」とは関係のないことです。

例えばあなたが「お金が入ってこない自分」という定義に嫌気がさして、「お金が入ってくる自分」に定義を変える決意をしたとします。しかし、その直後に督促状が届いたら、ちっとも変わっていないじゃないか、やり方が悪いのか、この理論自体が間違っているんじゃないかと疑心暗鬼になるでしょう。

しかし、督促状が届いたのは「お金が入ってこない自分」時代のあなたに対してです。いわば「お金が入ってこない自分」のシミュレーションの最後の絞りかすといえます。変わっていないのではなく、従前の定義のシミュレーションが終わりきっていなかっただけなのです。

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