本質とイメージの相違(2/4)|vol.45

願望実現

あなたの経験上、内側の変化を起こすには外側の変化が切っ掛けとなりますし、むしろ必須であると感じるでしょう。しかし、全ては内側で起こっていることです。悩みを解消するポイントは、外側の変化を待たずに内側の変化を起こせるかどうかなのです。現実は一旦置いておいて、内側を整えることに集中すればいいということです。

内側を整えるために外側の変化は必須ではありません。単に切っ掛けや根拠として使いたいだけです。けれど人は「外側の変化を見てから内側を変化させなさい」或いは「外側に変化がないのに内側を勝手に変化させてはならない」と頑ななルールを設定してしまいます。

これが、悩みを解消するためには願望の実現が必須であるという妙なルールに繋がっていきます。願望の実現にこだわり、必死になってしまうのは、そうしないと悩みは解消されないというそもそものルール設定に問題があるのです。

そのルールを変えていきましょう。外側に変化はないように見えても内側を変化させても構わないのです。そこに強いこだわりを持っている自分に気付くといいのです。現実の変化は感じられなくても内側を変化させられるか。ポイントはそこだけです。問題の解消は外側との闘いではなく、自分の内面との闘いなのです。

あなたには現実という映像が見えていることと思いますが、それは本当にただの映像です。外側を見て判断しても意味がないのです。外側は単に内側で起こっていることが現れているだけです。

外側とは内側なのです。だから内側が変化しなければ外側も変化しないのです。外側の変化を待っても一向に進展がないのは、内側が変化していないからです。当然と言えば当然の結果といえるでしょう。

とはいえ、あなたはどうしても外側に目が向いてしまうでしょう。生まれてこのかた全ての情報を外側から取り入れてきたのですからそれは仕方がないことと言えます。あなたは現実から目が離せないのでしょう。それ以外はリアルではないのでしょう。この目で見たものしか信じられないのでしょう。

現実とはなんでしょう。あなたは今、本当は何を見ているのでしょうか。例えば、お金によって起こった嫌な出来事や不快な現実を好きになってくださいと言っているわけではありません。お金そのものに対する嫌なイメージを払拭できますかということです。

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