どんな自分なら好きなんだろう(4/4)|vol.27

願望実現

今この瞬間に「○○な自分」がいることを認めるかどうかです。自分がどのような存在かを決められるのは自分しかいません。他人が決めているわけではないのです。もしあなたが不幸だと感じているのなら、それはこの瞬間に不幸な自分が存在することを認めているのです。

瞬間ごとに様々な自分が現れます。あなたが「アイツむかつく」と認めれば、その瞬間にその人のことを憎む、あるいはその人のことが嫌いな自分が現れるし、貧乏な自分を認めれば、その瞬間に貧乏な自分が現れます。

日常を過ごしていて、理由もなく自信が溢れているときもあれば、自信を失っているときもあるでしょう。その瞬間にどんな自分を認めるかによって、どんな自分が存在するかが変化するのです。気分の波は誰にでもありますが、その瞬間にどんな自分を認めているかが気分の波の正体です。

どんな自分が存在するかは瞬間ごとにコロコロ入れ替わります。自分もまだまだ捨てたもんじゃないと感じるときもあれば、自分は本当にダメな奴だと感じることもあるでしょう。このコロコロ入れ替わる自分の在り方が気分の波であり、現実と呼ばれるものです。

お金に関する思考が浮かんだとします。お金に対して自分はどう関係しているでしょう。友好的なのか敵対的なのか、たくさんあるのか、あまりないのか、良いイメージか悪いイメージか。「お金に対して自分はこういう立場にある」ということが瞬時に決まります。逆に言えば、これらの立場は瞬時に変えられるということでもあります。

願望は「このままでは嫌だ」から出てきます。このままでは嫌だというのは「このままの自分では嫌だ」です。今の現実が嫌なのではなく、今の自分が嫌なのです。そこを履き違えてしまうから、現実の方を変えようとしてしまいます。本当に変えたいのは、変えるべきなのは自分の方なのです。

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