夢を叶えられる体質(3/4)|vol.22

願望実現

空想は空想、事実は事実という区分けがそもそも必要なかったのです。どちらが空想で、どちらが事実でも、率直に言ってしまえばどうでもいいことだったのです。なぜなら、空想も事実も頭の中にある思考という粘土で出来ているのですから。

そうはいっても、頭の中にあるだけではなく実際に体験したいと思うでしょう。では、空想を体験する方法をおしえましょう。「私は空想を体験に変えることができる体質だ」。自分がこの体質だと決めることです。

頭の中にある空想を取り出して実体験したいというのが夢を叶えたいという思いです。極端な話、頭の中で「体験した」と記憶されればそれは実体験と同じなのですが、多くの場合はそれでは納得しないでしょう。五感を使って味わったものこそ実体験です。そもそもこの世界は空想を体験する場なのです。

あなたの人生でうまくいっていることと、うまくいっていないこと、何が違うのか注意深く見比べてみてください。うまくいっていないことは、大概その対象のことが嫌いなはずです。

お金が欲しいという人はたくさんいます。そういう人はお金が好きなのかというとそうではありません。様々なケースがありますが、お金に散々困らされているから、困らないようにたくさん欲しいというのが本音という人は多いのではないでしょうか。

お金が好きというといやらしい感じがするかもしれません。また、例えば男性が女の子が大好きだと言うと、それもまた少々いやらしい感じがするかもしれません。けれど、好きなものほどうまくいくのもまた事実です。

お金のことで悩んでいる人は、仕事がどう、境遇がどう、能力がどうと問う前にお金に対してどのような印象を持っているかを確かめてみるといいでしょう。好きであれば、その物事はうまく運びます。好きこそ物の上手なれとはよく言ったものですが、これは好きなことほど上達するというより、好きなことほどうまくいくと解釈した方がいいのです。

空想を体験する鍵はできるかできないかではなく、好きか嫌いかなのです。うまくいかないから嫌いなのではなく、嫌いだからうまくいかないのです。その対象が好きか嫌いかの判断は、単純にあなたにとって快か不快かなのです。

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