【発想の転換】あなたには徹底的に諦めることが必要かもしれない。その方が近道のこともあるんだ【復刻記事】

復刻記事
※この記事は旧サイトに掲載されていた記事の復刻版です。
願望実現において、思考をひっくり返して裏から見てみるっていうのは、単純だけれどかなり有効です。
「思考をひっくり返さなければならないのか」と難しく考える必要はありません。
「こう思った。ということは、裏を返すとこう思っているってことだ」と頭の体操のつもりでやってみてください。
気付きが得られること請け合いです。

あなたへの評価

あなたが「願望を叶えて幸せになりたい。その願望を叶えるために”既にある”を認識したい」のなら、裏を返せばあなたは次のように認識しているということです。
まず前半の「願望を叶えて幸せになりたい」は裏を返すと「今は願望が叶っていないし幸せでもない」です。
後半の「その願望を叶えるために”既にある”を認識したい」の裏を返すと「願望を叶えるためには”既にある”を認識する必要があるが、今は認識出来ていない」です。
それを更にもう一段掘り下げてみると、「自分には願望を叶える力がないので、魔法の力である”既にある”を認識しなければならない」でもあります。
これらのことを踏まえて僕があなたを評価しましょう。
あなたは願望が叶っていない不幸な人間です。願望を叶えて幸せになろうとしていますが、自分の力で実現することのできない無能な人間です。
無能な人間であるため、宇宙だの別の領域だのといった見えない力に望みを託すしかありませんが、それすらも習得できないダメ人間です。
つまり、あなたは何をやっても上手くいかない不幸体質が身に付いた可哀想な人です。
いっそのこと何もかも諦めた方がいいかもしれませんね。

いっそのこと何もかも諦めた方がいい

先ほどの、あなたに対する僕の評価を聞いてあなたはどう感じたでしょうか?
なぜ赤の他人にそこまで言われなければならないのかと、怒る人もいるかもしれませんね。
けれど、あなたが「願望を叶えて幸せになりたい。その願望を叶えるために”既にある”を採用したい」という条件を満たしているならば、あなたに対する評価はそうなります。
そして、とても大事なことなんですが、僕が下したあなたに対する評価は、あなたがあなた自身に下している評価です。
あなたが「願望を叶えて幸せになりたい。その願望を叶えるために”既にある”を採用したい」と思っただけで、先ほどの評価を自分に与えていることになります。
先ほどの評価をコピーしておきましょう。今度は「あなた」を「私」に置き換えてあります。
私は願望が叶っていない不幸な人間です。願望を叶えて幸せになろうとしていますが、自分の力で実現することのできない無能な人間です。
無能な人間であるため、宇宙だの別の領域だのといった見えない力に望みを託すしかありませんが、それすらも習得できないダメ人間です。
つまり、私は何をやっても上手くいかない不幸体質が身に付いた可哀想な人です。
いっそのこと何もかも諦めた方がいいかもしれませんね。
僕からの評価というか、アドバイスは最後の一行だけです。
「いっそのこと何もかも諦めた方がいいかもしれませんね」

あなたが願望実現に必死になるほど自分を傷付けている

あなたはなぜ、その願望にこだわるんですか?
その願望が叶わない限り幸せになれないと信じているからです。
あなたはなぜ、”別の領域”にこだわるんですか?
自分の力では叶えることができないと信じているからです。
つまり、あなたは自分が不幸で無力な人間だと信じています。あなたが願望にこだわるほど、”別の領域”にこだわるほど、”不幸で無力な私”という設定をどんどん強化していきます。
あなたは自分の幸せのために願望を叶えよう。その願望を叶えるために別の領域を認識しようとしていますが、あなたが必死になればなるほど、あなた自身を傷付けていることに気付いてください。
あなたの中に、子供時代のあなたがいると想像してください。あなたはその子に向かって「お前は不幸だ。お前は無能だ」と毎日のように言い聞かせています。
どうしてそんな酷いことが平気で出来るんですか?
これは決して大袈裟な話ではありません。あなたは「願望を叶えて幸せになりたい。その願望を叶えるために”既にある”を採用したい」と夢中になっているので気付いていませんが、その行為自体が知らず知らず自分自身を傷付けています。
自覚がないことほど、たちの悪いものはありません。
世界でいちばん大切な自分を傷付けてまで、あなたが叶えたい願望とはなんですか?

願望実現からの完全撤退

僕は認識の変更の最終関門がここにあると思っています。躓く人のほとんどがここではないでしょうか。
「願望を叶えて幸せになりたい。その願望を叶えるために”既にある”を採用したい」
裏を返すと見えてくる「お前は不幸だ。お前は無能だ」という自分へのレッテル貼りに気付くかどうか。
この「お前は不幸だ。お前は無能だ」のレッテル貼りをしている状態を願望実現の観点から見ると、はっきり言って最悪な状態です。「叶う」から最も遠いところにいると言っていいでしょう。
引き寄せの法則やら、別の領域やら、そんなことを知らない人の方がよっぽど願望が叶いやすいです。
なので僕からのアドバイスは「いっそのこと何もかも諦めた方がいいかもしれませんね」になります。
何もかも諦めるとはなにか?
文字通りです。願望を叶えることも、願望を叶えるために別の領域とやらを認識しようとするのも諦めてください。
この諦めは本当の諦めです。願望実現でよく言われる「諦めたら叶う」ではありません。
「もう叶わなくてもいいや」と口では言っておいて、内心「こう言って諦めたフリをしておけば叶うんだ。シメシメ」というスケベ心が出てきたとしても「叶わないものは叶わないから諦めろ」と毅然と言ってください。
諦めたフリではなく、願望実現の世界からの完全撤退です。願望実現にこだわり続けて自分を傷付けるぐらいなら、引き寄せの法則だの別の領域だのを知る前の自分に戻ってください
願望も叶わず、別の領域も認識できず苦しむぐらいなら思いきって全てを諦めましょう。
「願いは叶わない」
「別の領域は一生認識できない」
引き寄せの法則はあなたには向かなかったんです。願望もメソッドも全て捨ててください。
「もういいや」って完全に諦めたときに見えるものが必ずあります。
ちょっとぐらいのロスならいいじゃないですか。やってみてください。
そして、あなたに一つお願いがあります。
あなたが引き寄せの法則やら、別の領域やらに夢中になっている間、あなたはずっと傷付いていました。
なので、自分に謝ってください。
これまで傷付けてきたことを謝り、反論もせず黙って聞いていてくれたことに感謝し、これからは愛してあげると約束してください。
あなたの願望は今や「お金持ちになる」とか「○○さんと愛し合いたい」といった本来の願望から外れて、「願望を叶えるために魔法の力を手に入れることが願望」になってしまっています。
軌道の修正が必要なんです。だから一旦全てを諦めて、リセットして自分を癒してください。その方が前に進めます。傷付いたままでは前に進めませんよ。

たまに立ち止まってリセットしよう

ひっくり返して裏から見てみる方法は、あらゆる場面で応用できますから、時々立ち止まってリセットしてみてください。
例えば「どうすれば認識を変更できるんだろう?」
裏を返して「認識の変更が出来ている状態はどんなものか」を考えてみてください。
認識の変更が出来ているなら「どうすれば認識を変更できるんだろう」とは思いません。
同じように「既にあるはどこにあるんだろう?」
これも裏を返して「既にあるがわかっている状態はどんなものか」を考えてみてください。
どこにあるかわかっているなら「既にあるを探していない」です。
「幸せはどこにあるんだろう?」も同じです。既に幸せなら幸せを探したり、求めたりしていない状態にあるということです。
願望でも考え方は同じです。結婚したいという願望に対して「私は○○さんと結婚しています」とアファメーションすると、あまりリアルとは言えません。
既にそうなっているなら、そのことを確認するようなことってわざわざ言わないんです。
本当にそうであったとしても、「俺は男だなー」とか「私は大学生だなー」とか「私は日本に住んでるなー」とか普段言わないでしょ?
だから、本当に○○さんと結婚しているなら「私は○○さんと結婚しています」なんて普段は言わないです。
「○○さんと結婚できて良かったな」は○○さんと結婚してても、ふとした瞬間に思うことはあるでしょう。他にも「○○さんに愛されて幸せだな」とか「いつまで経っても○○さんが好きだな」とかもありますね。
微妙な言葉の違いに感じるかもしれませんが、本当にそうなっているなら、そうなっていること自体、意識していないんです。
「お金持ちな私」っていうのもそう。いちいち「私はお金持ちです」なんて確認しません。確認するまでもなく「そうである」からです。
お金持ちになっている状態は、お金のことを気にしていない状態です。口座の残高がいくらだとか、今月の引き落としはいくらだとかを気にしていません。
願望が叶っている状態に「ない」「欲しい」「叶えたい」「どこに?」「どうやって?」という気持ちはありません。ここまではよくわかると思います。
更に「ある」「持っている」「叶った」ということをわざわざ確認することもありません。なにかが叶って喜びの感情でいるのは束の間の時間です。
意外に聞こえるかもしれませんが、日常に溶け込むと「そういわれてみればそうだね」っていう程度に落ち着きます。
結婚もそう。お金持ちもそう。幸せもそう。モテモテだとかもそう。
本当にそうなっているなら、他の人から「結婚してるんですか?」とか「生活に余裕あるね」とか「最近幸せそうだね」とか「あなたってモテるよね」とか言われない限り、自分で確認することってないんです。
「結婚してるんですか?」って聞かれて「はい、してますよ」っていうぐらい。
忘れているわけではないんだけど、あえて確認することもない。なぜなら当たり前に”そうである”から。
「最近幸せそうだね」って言われて、「そういわれてみればそうだね。でもそれが普通だから」
そんな感じです。

幸せな人

幸せな人は。
幸せを掴もうとしません。
幸せを探そうとしません。
幸せになろうとしません。
なぜなら自分が幸せだとわかっているから。
けれどもあなたは、幸せな人がやらないことを全てやってしまっている。
幸せを掴もうとしている。
幸せを探そうとしている。
幸せになろうとしている。
なぜならあなたは自分が幸せだとわかっていないから。
掴んでないから掴みたい。
見つかってないから探したい。
なっていないからなりたい。
幸せじゃないことはとっても苦しい。
幸せな人はなぜ幸せなのか。
それは自分は幸せだと決めたから。
だからあなたも幸せだと決めてしまえばいい。
あなたの決定を覆す者はいない。
だってここは、あなたの世界だから。
あなたはただ幸せであれ。
あなたが幸せでありますように。
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